2016年1月12日火曜日

LIGHT


こんにちは 信です



昨日は成人の日 



成人された皆様、おめでとう御座います



自分の時から12年も経ったと思うと驚愕です(笑)



ニュースで各地の様子が流れてましたな 



とある会場の様子が流れた際に少しこれはどうなんだろうと思いました



市長から少子化についての言及があり、「出産の適齢期は~」と具体的な年齢を発表



後の取材で「事実を知って欲しかった」との事でしたが、これはちょっと。





もう数字で人を縛るのは止めた方がいい



みんな分かってるんだよ そうしたいけど簡単にそう出来ない現状があるんだよ



こちらの市長さんの事では無いけれど、早期結婚・早期出産を求めるのならば



公開された平均所得を、俺たちが見た時に納得出来る位の数字に設定したらどうか



その削減された膨大な金額を女性の為の手当に振り分けたらどうか



それだけで解決は出来ないだろうけど、少なくとも



汗水たらして支払った俺たちの義務は、アホの不祥事に消える為にあるんじゃない。











さて、いつも通り前置きが長くなりました(笑)



本日は「LIFE」二曲目 LIGHTの曲紹介!





この曲はアルバムの中で一番最後に出来た曲です



原型はFIELDSと同じ頃からあり、タカシが居たころからカタチを作ってました



エッジの効いたギターリフが最初に出てきたので、何か普通ではない歌詞にしたいと模索



その後、性に溺れた男の物語を描きたいと思い、曲と並行して物語を構築していきました





舞台はメキシコ ティファナ



行ったことはないので、Googleさんのストリートビューで散策し雰囲気をつかむ


(夜のビューであれば最高だったんだけど)



そしてインターネット上に無数にあるティファナ体験記を読み漁る



この辺から頭の中で暗闇にネオンの光る一本の通りと、そこに立つ怪しげな登場人物達が完成



舞台は実在の街ですが、場所も人も空想なわけです




このLIGHTという曲は何度かタイトルを変えていて最終的にLIGHTへ



調べているうちに、売春を始めとする性的趣向のお店が並ぶ場所が



<Red Light District>と世界的に呼ばれていることがわかり


(日本では1946年~1958年)


最初は<R.L.D>とタイトルを付けてたんですが、まぁ捻りがないなと、 言いにくいし(笑)



何度か歌詞中に登場するライトという単語がこの物語の街の象徴でもある気がしたので



「LIGHT」になりました




物語のあらましはこうです



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主人公(日本人 40代)は旅行で友人とティファナを訪れました


通りには怪しく手招きする女と笑いながらこちらを見ている男


誘われるがまま、いざ夜の世界へ


どれだけ(彼にとって)情熱的な夜がそこにあったとしても、朝が来ればすべてがリセットされる


お金が間にある関係は彼にとっても都合がよく、


一度その世界を堪能した彼は、夜を待ち侘びるようになります


夜が来ると昨日慎重に歩いていたはずの通りを、もはや恐れることなく歩いています


それを見て笑うのは通りの住人 男と女


また誘われるがままに孔雀の羽根のような色のカーテンをくぐり


違う夜に出会います



上機嫌のまま安宿に戻り 眠りにつくと悪い夢を見ます


暗い路地に痩せこけた犬が一匹


何かをこちらに訴えかけている



「お前は朝が来れば、すべてが終わると思っているのだろう


しかし何処にいったとしても出口などないのだ」




数日後、彼は日本に戻りました


海を越え、何事も無かったように日々の生活へ


しかし日常のほんのちょっとの隙間に、赤く光るライトがちらつくようになります


それは、仕事の合間に、、家族との団らんの時間に、、眠る前のまどろみに、、


思い出すのは砂埃、ニヤついた男女、極彩色のカーテン、そして、、、


ライトの光は日毎に強くなり、日常に支障をきたすようになっていき


彼は今ここにないすべてを求めるようになりました


涙する家族を背にして、彼はすべてを捨ててティファナへ舞い戻ります



彼が待ち望んだ夜は抗えない丸みを持った刃物でした


どんどん自分も周りも傷つける刃物


自分には何もありません 金で繋がったこの夜が終わり朝が来ても


また夜を待ち侘びて また朝が来て また・・・



今夜もぬるいコロナを飲みながら通りを歩く彼


そこであの夢の犬に言われたことを思い出し 呟きます 「出口は何処だ」



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こんなストーリーとなっております



ありえない話かも知れないけれど、ありえなくないかも知れない話



場所も設定も違いますが数年前に読んだ「闇の子供たち」も雰囲気の参考になりました



イントロ終盤のマキオくんによる中華的なオブリが、雑多な雰囲気を倍増させてます



善ちゃんの今までにないファンキーなベースラインにも注目です




この曲を好きだと言う人はあまり居ないかも知れませんが(笑)



エースの楽曲(世界観)の幅は間違いなく広がったと思っています。





次回は三曲目 「傷」


ありえない設定と現実が混同した物語 


彼は口を開けたまま、今日も空を見つめ続けています。








































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